「THE VOC@LOiD M@STER 47」簡単なレポ

池袋サンシャインシティ外観

コロナ前の2019年11月に「P∴Rhythmatiq」名義で参加した43が最後で、約3年ぶりにボカロ即売会「THE VOC@LOiD M@STER」に行ってまいりましたので、レポートをお送りいたします。簡単に書くつもりでしたがだいぶ長くなってしまいました!

・参加者の入り具合

開催地はサンシャインシティ内でしたが、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の終了効果もあってか、建物の外をぐるっとまわるほどの入場列で少し驚きました。チケットは、イベント開始時刻11:00に入れるA券と12:30に入れるB券があり、私は後者だったのですがそれでもこの列でした。もう少し控えめな参加者数かと思っていたのでビックリ。

・14年前(初音ミク発売直後)との違い

14年前のニコニコ動画によるボカロブーム時は、出展側も客層もいわゆる「オタク層」が目立っており、「初音ミク」やその他のボカロキャラクターたちも、あくまで「萌えの対象」の延長線上にあるような印象でした。ボカロPさんたちもあくまで「作詞作曲をする一般人」という印象に過ぎませんでした。彼らがアップされている楽曲たちも「ボカロ」を主人公と捉えたものが多かった様に感じます。最近は「ボカロを主人公」とする作品は少なく「作家の世界感を歌うのがたまたまボカロ」といった感じですよね。

が、今回久しぶりに会場に入って驚いたのは、「オタクの即売会」というイメージが殆どなくなっており、例えば「千本桜」が小林幸子さんにより紅白歌合戦で歌われたり、今人気の歌手Adoさんがボカロ曲を聴いて育った等のお話をTVでされている等の、複合的な理由からボカロが一般にも広く受け入れられた事や、ボカロPさんたちもアニメタイアップや・ドラマ主題歌を書くようになり「一般人 ⇒ アーティスト」とあらためて認知された事が大きな要因かなと個人的には感じました。

・YouTuber / Vtuber との親和性

今の第2期ブームが来ている大きな要素として、YouTuber / Vtuber との親和性が強くあると感じております。

「ボカロ曲⇒有名な歌い手が歌う⇒ヒット」という根本的な図式は14年前から変わっていないと思うのですが、当時はそれらが全て「ニコニコ動画という飽くまでもクローズドな界隈で完結」されておりました。特に後半は、レコード会社など、いわゆる「悪い(失礼)大人たちがボカロPを囲い始めたこと」で、無名の新人ボカロPはなかなか注目されにくくなっておりました。

それが、現代においては「有名な歌い手」にあたる方々が、それこそ上記でも挙げさせていただいたAdoさんだったり、チャンネル登録者数100万越えのYouTuberや芸能人だったり、同じく100万越えの数多く存在するVtuber(にじさんじ・ホロライブなどの企業勢などをはじめ、個人勢も再度注目されております。メタバースとの親和性の問題?)が、こぞって「歌ってみた」動画をアップされております。

それら全てが、拡散力もあればそもそも動画の数も多い……ということで、「新人ボカロP」がパッと表に出やすい環境が再び到来しているように感じました。12年くらい前に耳にしていた「ボカロPドリーム」という言葉が、また最近聞かれるようになってきているのも面白いですね。

・まとめ

第2期ボカロブーム真っ只中!というのを肌で感じることができた良い機会でした。次は久しぶりにサークル参加してみたいものですね。

新曲書かねば……。

かいりきベアくんと久しぶりに会えて歓喜!某飲み会でたまたま隣に座ったのがかいりきくんとの出会いだった……なんて懐かし話をしつつ、もちろん当時からすごい人気ではありましたが、いやまさかここまでビッグな存在になっているとは驚きでございます。自分も追いつくから待っててね!(白目)

かいりきベアくんのサイン